ここは、「技術のお部屋」、PCE版のデータ活用法よ。
内容 | 「初恋物語PCE」のデータ抽出 |
対象ファイル | 「初恋物語PCE」ゲームCD-ROMのTrack2 |
使用ソフト | 「CDREAD」 |
方法 | CD-ROMのデータトラックを、 ファイルとして抽出するための手順です。 |
まず、DOSモードにおいてCD-ROMにアクセスできる状態にしてください。 (CDREADは、DOS窓ではCD-ROMを読めないようですので。) 「コントロールパネル」−「DOS設定」の「設定項目」で、 CD-ROMをチェックすれば、読めるんじゃないかなぁ…… あるいは、 起動ディスクの「 config.sys 」と「 autoexec.bat 」を 参考にしてもらえれば、わかると思います。 私の場合は「 config.sys 」に DEVICE=A:\WINDOWS\COMMAND\NECCD.SYS /D:CD_101 を追加し、「 autoexec.bat 」に a:\windows\command\mscdex.exe /D:CD_101 /L:Q と追加すれば、 CD-ROMをドライブQ:としてアクセスすることが出来ました。 |
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さて、CDREADを解凍し、作業フォルダに入れて DOSモードで再起動してください。 作業フォルダに移動し、 >CDREAD -v としたとき、以下のトラック情報が出れば、 CD-ROM抜き出し可能な状態になっています。
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さて、CDREADのオプションは >CDREAD -t=トラック番号 -o=オフセット -s=サイズ -f=作成ファイル名 となっています。 PCエンジンは 1sector = 2048byte なので、Track2のサイズは ( 終了セクタ x20669 - 開始セクタ x0128a + 1 ) * 2048 = xF9F0000 byte ( 262,078,464 byte ) となりますので、 >CDREAD -t=2 -o=x0 -s=xF9F0000 とすれば、Track2をすべて抜き出すことができます。 また、CDREADのマニュアルによると、 >CDREAD -t=2 -o=x0 -s=- とすれば、Track2の最初から最後までを抜き出すことができます。 |
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ですが、私の場合は、なぜだかうまく行きませんでした。 132564sec で、エラーが出てしまいます。 なので、その前まで 4746sec から 132564sec までを読み込むことにします。 この場合、コマンドは、 >CDREAD -t=2 -o=x0 -s=xF9a5000 となります。 この場合も、作成されるファイルは250MBくらいにはなります。 |
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備考 | 私の旧式パソコンだけの問題かもしれませんが、 config.sysを変更して、そのままDOSモードで再起動しても、 その時点ではなぜかconfig.sysの変更が反映されません。 一旦‘電源を切って’、再度起動しなければ、反映されないようです。 ……ひょっとして、常識なのかな? よく分かりません…… |
内容 | 「電脳天使PCE」のデータ抽出 |
対象ファイル | 「電脳天使PCE」ゲームCD-ROMのTrack2 |
使用ソフト | 「CDREAD」 |
方法 | 基本的に、「初恋物語PCE」の場合と同じですので、 そちらを参照して下さい。 |
トラック情報は、以下の通りです。
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同様に、 >CDREAD -t=2 -o=x0 -s=x6701800 または、 >CDREAD -t=2 -o=x0 -s=- とすれば、抜き出しができます。 作成されるファイルは、計算上 108,009,472 byte になります。 |
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さて、これまた同様に、「電脳天使PCE」の場合でも 62107sec で、エラーが出てしまいます。 なので、その前まで 9518sec から 62107sec までを読み込むことにします。 この場合、コマンドは、 >CDREAD -t=2 -o=x0 -s=x66B6800 となります。 この場合も、作成されるファイルは100MBくらいにはなります。 |
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備考 | − |
内容 | 「初恋物語PCE」と「電脳天使PCE」のテキスト抽出 |
対象ファイル | 「初恋物語PCE」「電脳天使PCE」の PCエンジンデータトラック抜き出しファイル |
使用ソフト | 「Piut」 「文字列抜き出しマシーン TextOut」 「Stirling」 (バイナリエディタ) |
方法 | 基本的に、文字列抽出用ソフトは「
TextOut 」を使用しますが、 補助的な役割として、「 Piut 」と「 Stirling 」も使用します。 |
まず、PCエンジンデータトラック抜き出しファイルが あまりにも大きいファイルなので、 直接「 TextOut 」にかけると、なかなか抜き出しができません。 なので、最初に「 Piut 」を使って、おおざっぱにテキストを抽出します。 (「 Piut 」の使用方法はD&Dのみ。) |
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次に、「 TextOut 」でテキストを抜き出します。 ・最小文字数=20 ・抜き出し除外文字列=「裹」 として抜き出して下さい。 データ中に、「裹」=「E5 E5」がたくさん入っていますので、 ここで除外しておいた方がよいでしょう。 |
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さてここで、抜き出したテキストファイルを見てもらうと、 文字列が改行なしで延々とつながっていて、 非常に見づらいことが分かると思います。 テキストの区切りは「/」=「81 5E」を使用しているようですので、 バイナリエディタ「 Stirling 」で、 「/」=「81 5E」 を <CR>=「0D 0A」に変換しておきましょう。 こうすれば、テキストエディタで無理なく見ることができます。 |
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あとは、テキストエディタを使って、不要と思われる文字を 手作業で削除してゆくことになります。 とりあえず、「 TextOut 」で 「瑞」「」「珥」「沺」「粕」「跏」「」「鉗」などを除外するとよいでしょう。 あとは、テキストエディタで不要文字をコツコツ削除してください。 (テキストエディタは EmEditor や TeraPad などがよいかと思います。) |
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備考 | TextOutの設定はいろいろ試してみるとよいと思います。 |
内容 | 「初恋物語PCE」と「電脳天使PCE」の画像抽出 |
対象ファイル | − |
使用ソフト | − |
方法 | − |
備考 | 分かりません〜 誰か教えて下さい! 音声抽出と同じで、 CDREADで直接抜き出せるんじゃないかなぁ…… とりあえずMagicEngineで 表示画像のセーブはできますが……(汗) |
内容 | 「初恋物語PCE」と「電脳天使PCE」の音声抽出 |
対象ファイル | − |
使用ソフト | − |
方法 | − |
備考 | 「Vector」にある「 TOKI_CDR 」 (「ときめきメモリアル」の音声データを、 CDREADで抜き出すためのアドレスリスト) を覗いていると、 PCエンジンCD-ROMに対して CDREADで直接アドレスを指定して抽出すれば そのままADPCMが抜き出せるみたいです。 なので、ADPCMの各データが どこからどこまで入っているかさえ分かれば、 あとはそのアドレスリストを CDREAD用に書きかえればいいだけ。 だれかアドレスリストを作ってくださいませ〜 |
内容 | 「初恋物語PCE」と「電脳天使PCE」のBGM抽出 |
対象ファイル | − |
使用ソフト | − |
方法 | − |
備考 | 分かりません〜 誰か教えて下さい! これも音声抽出と同じで、 CDREADで直接抜き出せるのでは? |
内容 | 「初恋物語PCE」と「電脳天使PCE」の 主題歌と挿入歌を抽出 |
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対象ファイル | 「作品のお部屋」のトラック情報を参照してください。
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使用ソフト | 「CD2WAV32」「WinDAC32」「CDex」など。 | |||||||||||||||||||||
方法 | ソフトの使用法に従ってください。 「WinDAC32」と「CDex」は説明がすべて英文ですが、 「CD→WAV→MP3のページ」に使い方が 掲載されていますので、それを参考にしてください。 「WinDAC32」はシェアウェアですが、 試用期間でも1曲ずつの吸出しなら可能です。 |
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備考 | 『エヌベルユの哀歌』は 「電脳天使PCE」のトラック5の 1157秒目 〜 1462秒目 です。 (「WinDAC32」と「CD2WAV32」は吸出し範囲を指定できます。) ただ、このままの秒数だと前後に空白が入りますので、 気になる人は、調整してみてください。 ちなみに、『アンジュの想い』は 「初恋物語/続初恋物語サウンド&ボイスコレクション」 に収録されています。それをWAVにしてもいいかも。 WAVに吸出した後、「scmpx」「午後のこ〜だ」等で、 MP3に変換しましょう。 |
内容 | 「初恋物語PCE」と「電脳天使PCE」を エミュレータでプレイする |
対象ファイル | 「初恋物語PCE」「電脳天使PCE」ゲームCD-ROM |
使用ソフト | 「MagicEngine」「Ootake」など。 |
方法 | 「MagicEngine」はシェアウェアですので、登録が必要です。 とりあえずデモ版で動作確認してから、登録しましょう。 (登録すると、メールでエミュ本体が送られてきます。) 「MagicEngine」デモ版をダウンロードして解凍し、 ゲームCD-ROMをCDドライブに入れてデモ版を起動、 「CD起動」-「MAGIC SYSTEM 3.0」を選択すれば プレイすることができます。 デモ版なので制限あり、ということになってますケド…… 「Ootake」は、フリーウェアです。 Winのマウスが入力デバイスとしてそのまま使えますので、 十字キーでカーソル移動させる必要がなく、 とてもプレイしやすいです。 |
備考 | というわけで、PCE版をプレイされてない方は ぜひプレイしてみてください。 ゲームをお持ちでない方は、 通販ショップの駿河屋 その他の通販ショップなどを当たってみてください。 また、Yahoo!オークションなら、どちらも 3000円〜5000円くらい(+送料)で手に入るでしょう。 |