『禁断の堕天使』〜終末編〜第二幕





 

クレア    「メル・・・・やっちゃって・・・」

              クレアがウンザリとした表情にてメルに視線を送る

メル       「え〜〜っと、あ、アタシがぁ?」

              未だに貴也に抱きついたままのルナリアに少々引き気味のメル。

クレア    「さっさとしないと“キ・ラ・イ”になるわよ!」

              “ふふん“とどこか楽しげに笑うクレア

メル    サトゥルナリア!!

        メルは必死の形相でルナリアを怒鳴りつける。

ルナリア「ん〜、何よ」

        貴也に抱きつきつつ、リアの頭を片手で撫でながら軽くいなし、気だるげにメルを見るルナリア。

メル    「何よ、じゃないでしょう?

何しに来たのよ!!」

ルナリア「あれ?さっき言わなかったかしら?

最後の審判を私が生き終わるまで見守るのが私に与えられたお役目ですもの

見届けに来たに決まっているじゃありませんか」

打って変わり、凛とした態度にてメルを見つめ返すルナリア。

クレア  「聞いていないわね。

それに、あと1週間あると思ったけれど」

ルナリア「ええ、でも水瓶座の針は不安定

獅子座の針は座して動かず

挙句に、牡牛座の針ばかりが大きく揺れ動いている・・・

何があったのかしら?

ねぇ、クレアリデル・ヴァナント?」

クレア  「そ・・・それは・・・」

ルナリア「それに・・・

冥王の子はどこかしら?

添え星だけ何故ここにいるの?」

フィオ  「くっ・・・・」

ルナリア「それに、もう殆どのベスティア・リーダーたちは‘天界’から基星に降り立っていますよ」

    要するにルナリアは何をちんたらしているのかと、問いただしに来たわけである。

クレア 「他の、ベスティア・リーダーが・・・・?」

    クレアにとっては些か予定外の話であり、動揺を顔に表す。

メル  「まぁ、フィオたちが降りてきているぐらいですものね。

     他が降りてきていても不思議はないわけね・・・」

    メルが神妙な顔つきで言う

クレア 『無責任ね・・・・リーダーはあなたでしょう?』

    そんなメルをジト目で見ながらのクレア

ルナリア「それは、兎も角として・・・・・・フィオ

     後七日の内に最後の審判だというのに何をもめているのです?」

    ルナリアはわざとらしくクレアとメルを無視し、フィオを見やる。

フィオ 「わ・・・私は・・・プルを守りたい・・・・

     そのためにもう一度‘リガルード神’にお目通りを願いたいのです」

    素直にだが、苦しげに口を開くフィオ。

ルナリア「無理ですね・・・・

     一度、この地を踏んだ以上は天界へは戻れませんよ」

    事も無げに続けるルナリア。

    ルナリアの無慈悲な言葉にただ、頭を垂れるフィオ。

ルナリア「ただ、私は主のお言葉を賜っております。

     今日はそれを伝えに参りました」

    ルナリアの言葉にハッと顔を上げるフィオ

    続くようにいぶかしみルナリアを見つめるクレアにメル

    他の天使・堕天使たちもルナリアへと注目する。

メル  『クレアさん?

     どういうこと、あの‘リガルード神’が今更何を?』

クレア 『わからないわ・・・・

     第一、何でルナリアが・・・・』

    あからさまにいぶかしむメルとクレア。

ルナリア「クレアリデル・ヴァナント

     それに、メルキュール・ティラス

     これよりあなた方に主の言葉を伝えます。

     フィオラ・エトワールもそこで聞いていなさい」

    そういうとルナリアは恭しく口を開いた。

ルナリア「主は仰りました‘汝らの心のままに生きよ‘と」

クレア 「な!?」

メル  「それって・・・」

フィオ 「まさか!!」

セフィ 「お父様が・・・」

フォル 「それでは・・・・」

マリア 「それじゃあ・・・」

    ルナリアが短く端的に伝えると同時にその場に居たが驚愕の表情を浮かべる

    フィオはとたんに力が抜けたようにその場にへたり込む。

フィオ 「それじゃあ・・・私も・・・プルも・・・争うことは何もないのね・・・」

    張り詰めていたのかフィオは子供のように止め処無く涙を浮かべる。

マリア  「そう・・なのよね?!

ならフォル姉様は・・・・」

    ルナリアの言葉をようやく飲み込んだリアはそのままフォルに抱きつく。

    抱きつかれたフォルも涙を浮かべリアを抱きしめる。

ラム  『歴史が・・・・変わった・・・・?』

    様子を伺っていたラムが驚きの声を漏らす。

 

    しかし、周囲の全ての驚愕も全ての喜びも何もかもを吹き払うようにリリアナの言葉が響く。

リリアナ『それは・・・どういうことですか?!』

    静かに、しかし凛として響き渡るその声に周囲の視線が集まる。

 

ルナリア「マリアローダ?この方は?」

    ルナリアはその場に居合わせたリリアナに対して多少の不信感を持ちながらリアに尋ねる。

ミリ  「えっと・・・リリアナは」

    リアではなく、玄関先で一同を眺めていたミリが答えようとするが、言葉が続かない。

クレア 「この方は・・・・・」

    更にその言葉をクレアが続ける。

ミリ  「このかたぁ〜?クレアが?」

    クレアが敬称を使うことに些か驚きを隠せないミリ。

クレア 「この方は全ての始まり・・・・そして、終わりを知る方・・・・・」

    苦虫を潰したようにクレアが続ける。

    しかし、その声も続かずにリリアナが言葉を紡ぐ

リリアナ『私は大天使リリアナ・バーナード・アルガ

     最初の者であり、最後の者

アルファにしてオメガ

     聖なる都より訪れただ一つの星を求めるもの・・・・・』

ルナリア「なっ!!」

メル  「えっ!!!!!」

ミリ  「リリアナ・・・・・・」

ラム  『・・・聖なる都?リリアナが?・・・・・』

フォル 「まぁ・・・リリアナさん・・・」

リア  「リリアナ・・・・・」

セフィ 「はぁ〜、何だか凄そうですねぇ・・・・」

    各々が各々の反応でリリアナの言を驚きの目で見つめる。

    しかし、そんな中、フィオとクレアは沈黙の眼差しでリリアナを見つめる。

リリアナ『さて、どういうことです?

     お答えなさい。

     サトゥルナリア・クロース・サブロマリン!!

    驚愕の表情のルナリアに問いただすリリアナ。

ルナリア「言葉通りの意味です」

    リリアナの問いに目を細め平然と答えるとルナリアはフィオに目をやる。

ルナリア「あなたは・・・・どうなさいます?」

    フィオを見つめながらルナリアは素早い動きで護符を周囲に放つ。

リリアナ『何のおつもりです?』

    ルナリアの行動に冷静に問いかけるリリアナ

フィオ 「わ・・・私は・・・・」

    唐突な事態の流れに困惑の表情のまま、フィオは固まってしまった。

ルナリア「仕方ないわねぇ・・・・

     何でこう、間が悪く大天使様なんてものがこの地に居るのかしら・・・」

        そう言うと静かにPSIを集中させ始める

リリアナ『ルナリア・・・・貴女の行動はリガルード‘神’の意思だと仰いましたね?』

     リリアナは牽制されつつも落ち着き払ったまま、静かに言い放つ。

クレア 「ルナリア!!

     止めなさい!!

     自分が何をしているか判っているの?!」

    ただ一人、状況を飲み込んでいたクレアが叫ぶ。

リリアナ『もちろん、判っていらっしゃるのでしょう・・・・ねぇ、ルナリアさん』

    優しく、しかし、眼は笑うことなく微笑むリリアナ。

ルナリア「誰も・・・・都合の良すぎる滅びなんて望んでいないのよ」

    リリアナから間合いをとり、静かに状況を窺うルナリア。

ルナリア「それに・・・・・・これは‘お父様’の意思よ!!

    ルナリアは涙を溜めながら叫んだ。

 

 

 

―――――――――――数ヶ月前

    ルナリアは基星の西、長靴のような形をした半島から南西に下った小さな景観の良いカスケードの街並みにて買い物をしていた。

    すでに、この地に降りて数年の歳月が流れ、今では街人にも顔馴染みが居るほどである。

 

ルナリア「んふっふ〜

良い食材も買えたし、丁度欲しかったミルは可愛らしい物があったし

     何だか良い日ね〜〜」

    背伸びをしながら呟くルナリア。

    そんな、ルナリアを見ながら通りのスパイス屋の店主が声をかける。

店主  「おっ、サトゥルナリア先生、相変わらず元気だねぇ〜」

    店主は気の良い笑顔を浮かべてルナリアに微笑を向ける

ルナリア「ふふっ、今日は何だか良い日になりそうな気がしましてとても気分が宜しいのですよ」

    負けじとルナリアも微笑み返す・

店主  「そりゃ、良い事だ

     サトゥルナリア先生ほどの美人なら男もほおって置かないから良い日ってことは良い出会いがあるかもな」

    豪快に笑いながらそんな他愛もない話をする店主に挨拶をしルナリアは通りの角にある自分の部屋へと歩いていった。

 

??? 『サトゥルナリア・・・・

     サトゥルナリア・クロースよ・・・・

 

    突然、ルナリアの頭に直接何者かの声が響く。

    一瞬、周囲を見渡し、すぐに小走りで自分の部屋に駆け込むルナリア

    聞き覚えのある声である。

    いや、聞き間違えようもない。

ルナリア『はい・・・・偉大なる我らが主よ』

    ルナリアは人が居ないのを確認してPSIでその声に応える。

リガルード『そうか・・・私の声が聴こえるか・・・・良かった』

    急に温和に話し始めるリガルード‘神‘

ルナリア『如何なさいましたか?』

    リガルード‘神’の様子がおかしいため、いぶかしむルナリア

リガルード『落ち着いて聞いて欲しいのだけど・・・

      僕はリガルード‘神’じゃない』

    優しげな声で告げるリガルードだがその声、PSIの感覚は間違いなくルナリアの良く知るリガルードそのものであった。

ルナリア『な・・・・なっ・・何を仰います?!』

    余りのことに言葉を失うルナリア。

リガルード『私は・・・・私は・・・

      君たちを造りし者の一人・・・・

      言うなれば君らの父親にあたる事になるのだが・・・・』

 

 

――――――再び、英荘前

クレア 「ルナリア?!

     貴女、何を言っているの?!」

    前に飛び出そうとするクレア

メル  「クレアさん、危ない!!」

    しかし、メルがそれを懸命に制止する。

セフィ 『お父様・・・・・?』

    セフィの脳裏に一人だけ思い浮かぶ人物が居る。

    仮に天使・堕天使たちに父親と呼ぶべき、呼べるべき人物が居るとすればそれはたった一人であるはずだ。

 

    しかし、すべての疑問を無視するかのごとく、ルナリアはクラウナシーラを呼ぶ。

 

    グォォォォォォォォ

 

    慟哭すら聴こえる、声を上げ、クラウナシーラがルナリアを包み込む。

 

リリアナ『あくまで・・・・あくまで人類を滅びの道へ誘おうと言うのですね・・・?』

    瞳を紅く燃やしリリアナが鋭く言い放つ。

ルナリア「滅ぼそうとしているのはどなたです?」

    ルナリアもクラウナシーラに飛び乗りつつルナリアに言い返す。

 

 

貴也  「何がいったい

     どうなってるんだぁぁぁ〜〜??」

    もはや、状況に入り込む余地のなくなった哀れな英荘・大家、貴也はなす術もなくただ、叫んでいた。

ラム  『どうでも良いけど・・・・朝ごはんは・・・・・?』

    本当はどうでも良くなどないのだが、とりあえず、する事も出来る事もない為、基本的欲求で物を言ってみるラム。

 

    しかし、そんな周囲の雰囲気を無視して、クラウナシーラの周囲にPSIのエネルギー波が集中し始める。

 

ルナリア「生き終わりなさい!!」

    ルナリアの掛け声とともにクラウナシーラが両手足を広げ槍状のエネルギーの塊を打ち出す。

 

メル  「どうするの・・・・これ・・・・?」

    メルは突然、戦い始めてしまったリリアナとルナリアをどうしようかとクレアに問いかける。

クレア 「知ったこっちゃ無いわ

     どうしようもないもの」

    問われたクレアというと、止めようも無いのでただ、事態を見守り自然に収拾がつくのを待つことにし始めたようである。

クレア 「ラムの言うとおりよ。

     フォル、朝食の準備は?」

フォル 「お食事の準備は整っておりますよ」

    のんびりとフォルが言う

フィオ 「フォ、フォルシーニア・・・・・」

    前回の恐怖が抜けきらぬのかフィオはフォルが傍に立った途端に身体が硬直する。

 

リリアナ『無駄ですよ・・・』

    しかし、リリアナの言葉通り、放たれた槍はリリアナの遥か手前で消えうせた。

        リリアナがかき消したのではない、それはもともとそこに無かったかのごとく掻き消えたのである。

 

リア  「フォル姉さま、今日の朝食は?」

    リアもさりげなく貴也の腕にしがみ付きながらクレアに従うことにした。

    貴也は貴也で身重のリアをさりげなく、事態から遠ざけようと身を盾にしている。

 

ルナリア『そんなっ・・・』

    一瞬にしてPSIを無効化され眼を見張るルナリア。

 

ミリ  「ちょっと〜、あれ、どうするのよ〜」

    ミリが、声を立てて、フィオに対して責任を求めるが、求められたフィオはというと

フィオ 「いや・・・あたしにもちょっと・・・・」

    フィオはフィオで事態が自分の思惑とぜんぜん、別な方向に動いているため何も出来ずに居た。

フォル 「フィオさんも召し上がっていって下さいね」

    フォルはそんなフィオを食事に誘う。

フィオ 「は、はいっ!」

    フィオはどうにも、フォルからの言葉に反射神経のレベルで逆らえなくなっているようだ。

フォル 「リリアナさ〜〜ん、ルナリアさ〜ん

お食事の準備が整いましたよ〜」

    戦闘中の二人にフォルが声をかける。

リリアナ『後で参ります』

    そう言いつつ、リリアナは両手を前に伸ばし、空を穿つように掌底を突き出す。

    それに併せて、後ろへはじき出されるクラウナシーラ。

 

フォル 「でも、冷めてしまいますよ?」

    フォルがのんきに声を上げる。

ルナリア「フォルちゃん、後でフォルちゃんごと食べちゃうから残しておいてね」

    ルナリアはさすがに高位のベスティアリーダーだけのことはありまだ、余裕があるのか冗談とも本気とも取れる台詞をはく。

    しかし、そこに、リリアナの放つ光弾が追い討ちをかける。

ルナリア「しまった!?」

    刹那、目の前が真っ白になり、ルナリアはもはや、ここで生き終わるものと覚悟を決めた

フォル 「お二人とも、いつまでも悪戯ばかりなさっていると私、怒っちゃいますよ」

   フォルがにっこりと微笑み二人にゆったりと笑いかける。

    後に、

フィオ曰く、「あれはサダルメルクと同じ眼だった」

    と言わしめた微笑である。

 

リリアナ『今、まいります』

    そう、フォルに告げるとリリアナは踵を返して、玄関に向かいはじめた。

ルナリア「!?」

    ルナリアの眼の間にあったはずの光弾は瞬時に掻き消え、ルナリアは一瞬騒然とした。

ルナリア「な、何を?!」

    見逃されたことで思わず叫ぶルナリア。

リリアナ『ふふっ、フォルシーニアは怒らせると怖いんですよ』

    リリアナはフォルに負けないほど、恐ろしく綺麗な、そして綺麗だからこそ恐ろしい笑顔を浮かべた。

ルナリア『どっちが怖いんだか・・・・』

    見逃されたと思いつつも恐怖を感じずに居られないルナリア

クレア 『ルナリー・・・・聴こえて?』

    そんな、ルナリアにクレアからPSIで呼びかけが行われる

ルナリア『聴こえていますよ、クレア』

    クレアの呼びかけにさもだるそうに応えるルナリア

クレア 『さっき、言っていたことは本当なの?』

    真摯な声で問いただすクレアだがルナリアはさも簡単に答える

ルナリア『本当も何も私たちは嘘はつけないでしょう?』

    当然といえば当然の応えであるがクレアにとっては困惑も良いところである。

クレア 『どうやってリガルード‘神’に・・??』

    クレアは尚も続ける。

ルナリア『それは・・・答えれないわ・・・・あの方がいらっしゃるのなら私たちの言葉は筒抜けじゃなくて?』

    ルナリアはそうとは限らないのだがその可能性を示唆し暗に答えるつもりはないと答える。

クレア 『まったく、何がどうなってるのよ・・・・・』

ルナリア『ええ、お父様は私たちの味方よ・・・・今はそれだけで十分だわ』

クレア 『まぁ、いいわ、何にしても状況は動いたということね』

    そういうと問答を止めすっきりとした面持ちで今度はクスリと笑って話し始めた

 

クレア 『ところでルナリー』

ルナリア『何?』

クレア 『貴女の分の鰤の照り焼き・・・・貰ったわよ・・・・』

    さっきまでと打って変わって明るいクレアの声

ルナリア『な、な、な、何ですって!!』

    今までで一番あわてているルナリア

クレア 『だって、リリアナと遊んでいてこっちに来ないんだもの』

    クレアはクスクスと笑いながらルナリアの反応を楽しんでいる様子である。

ルナリア『それって・・・・ま、ま、まさか!!!』

    もはや、先ほどまでの厳しい表情のルナリアなど何処かに行ってしまった。

クレア 『そっ、フォルの手料理よ』

    クレアは明らかにルナリアをからかって楽しんでいる。

 

ルナリア『ぬぁんですってぇぇぇぇ』

 

    表情が破滅的に壊れているルナリア

ルナリア「こ、こうしちゃ居られないわ

     私にも朝ごはん

     フォルの愛情たっぷりの手料理〜〜〜」

    ルナリアは結構、危なげなことを口走りながら言葉以上に走り出す

 

    ルナリアは猛烈な勢いで英荘に飛び込み、叩き壊しそうな勢いで共同リビングの扉を跳ね飛ばすと、レビティションでも使ったのかと思えるほどの早業で空いている席に着いた。

    余りのことに、貴也にほうれん草のお漬しを取ってあげようと可愛げな事をしようとしていたリアはその姿勢のまま固まってしまった。

    しかし、その様子を閃光の如き素早さで発見したルナリアはと言うと

ルナリア「リアちゃん、けなげ〜可愛い〜〜♪」

    などとかなり危ないことをほざいていた。

 

――――次回予告

ミリ  「謎の発言で周囲を困惑させるルナリア

     彼女がもたらした報は天使に何を決断させるのか

     そして最後の審判の行方は

     次回、電脳天使SS外伝「禁断の堕天使」〜終末編・第三幕〜

     はぁ〜〜ちゃんと言えた〜」