ここは、「技術のお部屋」、PC版のデータ活用法よ。
内容 | 「初恋物語PC」と「電脳天使PC」のテキスト抽出 |
対象ファイル | 拡張子「mes」&「mec」ファイル 「初恋物語PC」 \FIRST\MES_1\*.MES 〜 \FIRST\MES_7\*.MES \FIRST\HAT_MEC\*.MEC 「電脳天使PC」 \DENAN\DEN_MES\*.MES \DENAN\DEN_MES\*.MEC (註:ともに、HDインストール時のフォルダ) |
使用ソフト | 「ゲームテキスト複号ツールセット」 |
方法 | ツールセットのうち、「 IDESDCD.EXE 」を使用してください。 DOS窓で、例えば、 > Idesdcd A:\DENAN\DEN_MES\S000.MES などとすれば、変換できます。 この場合、A:\DENAN\DEN_MES\S000.TXT が作成されます。 |
一括変換 | 一括変換用バッチファイルを用意しました。 「 angetool.lzh 」に梱包してあります。 「初恋物語PC」は「 FLS_TEXT.BAT 」、 「電脳天使PC」は「 DEN_TEXT.BAT 」を使ってください。 「 IDESDCD.EXE 」とバッチファイルを同じフォルダにいれ、DOS窓で、 > DEN_TEXT A: としてください。(A: はゲームをインストールしたHDドライブ) 抽出されたテキストファイルは、「mes」&「mec」ファイルのある フォルダに作成されます。 |
備考 | 抽出されたテキストファイルは、「mes」&「mec」ファイルのある フォルダに作成されます。 (上の例だと、A:\DENAN\DEN_MES\S000.TXTが作成されます。) ゲームFDを破壊しないよう、ゲームをHDにインストールするか、 「mes」&「mec」ファイルをゲームFDからHDにコピーしてから、 ご使用ください。 ちなみに \DENAN\DEN_TCM\*.TXT のテキストファイルはそのまま読めます。 エンディング…… |
内容 | 「初恋物語PC」と「電脳天使PC」の画像抽出 |
対象ファイル | 拡張子「gpc」&「gpa」ファイル 「初恋物語PC」 \FIRST\HAT_GPC\*.GPC \FIRST\HAT_GPA\*.GPA 「電脳天使PC」 \DENAN\DEN_GPC1\*.GPC 〜 \DENAN\DEN_GPC5\*.GPC \DENAN\DEN_PLT\*.GPC \DENAN\DEN_GPA\*.GPA (註:ともに、HDインストール時のフォルダ) |
使用ソフト | 「アイデスグラフィックローダー」 |
方法 | 1: まず、「アイデスグラフィックローダー」に含まれている 「 IDESL1.COM 」と「 IDESL2.COM 」を使って、 「 GPCLDR.COM 」と「 GPALDR.COM 」(グラフィックローダー本体)を 作成します。 「 GPCLDR.COM 」は拡張子がGPCのファイルのローダーで、 「 GPALDR.COM 」は拡張子がGPAのファイルのローダーです。 「初恋物語PC」の場合は、ゲームプログラムの中の 「 \FIRST\ADVBIOS.OVL 」からローダーを作成します。 > idesl1 ADVBIOS.OVL とすれば「 GPCLDR.COM 」が作成され、 > idesl2 ADVBIOS.OVL とすれば「 GPALDR.COM 」が作成されます。 「電脳天使PC」の場合は、同じく 「 \DENAN\DENAN.OV1 」からローダーを作成します。 > idesl1 DENAN.OV1 > idesl2 DENAN.OV1 として「 GPCLDR.COM 」と「 GPALDR.COM 」を作成してください。 2: GPCファイルをロードするには「 GPCLDR.COM 」を使用します。 > gpcldr A:\DENAN\DEN_GPC1\DEN000D.GPC とすれば、画像がVRAMにロードされますので、 それをコピーorキャプチャーしてください。 3: GPAファイルをロードするには「 GPALDR.COM 」を使用するのですが、 GPAファイルは動画データですので、 抽出はGPCファイルとの組合せになります。たとえば > gpcldr A:\DENAN\DEN_GPC1\DEN000D.GPC > gpaldr A:\DENAN\DEN_GPA\DEN000D.GPA 3 とすれば、フォルが目をつむります。 (詳しくは、ソフトの説明をご覧ください。) |
一括変換 | 一括変換用バッチファイルを一応作りました。 「 angetool.lzh 」に梱包してあります。 「初恋物語PC」は「 FLS_GPC.BAT 」、 「電脳天使PC」は「 DEN_GPC.BAT 」を使ってください。 ただしバッチファイルの中で、 VRAMのコピーをするツールとして 「 BMPSAVE 」というフリーウェアを使っていますので、 それをダウンロードしてください。 「 GPCLDR.COM 」と「 BMPSAVE.COM 」とバッチファイルを 同じフォルダにいれ、DOS窓で、 > DEN_GPC A: としてください。(A: はゲームをインストールしたHDドライブ) 抽出された画像データはカレントフォルダに作成されます。 ちなみに、このバッチファイルはまじめに作ってません… 不要部分の切り込みとか、何もしてませんので…… しかも、GPCファイルしか抽出しません。 GPAファイルを指定するのはきわめて面倒なので 今のところ作る予定はありません。ごめんなさい。 |
備考 | DOS窓を [Alt] + [PrintScreen] 等でキャプチャーすると、 タイトルバーや枠なども一緒にコピーされるので、あとで面倒です。 なので、念のため(というより、私がすぐ忘れるので……) DOS窓のグラフィック画面のみをコピーする方法。 1: DOS窓を開いて 2: タスクバーのボタンを右クリック、メニューから[プロパティ]を開き、 [スクリーン]タブ−[クリップボードにコピーするVRAM]で 「グラフィックス VRAM」を選択。 3: アイデスグラフィックローダーで、画像を表示させる。 4: [Alt] + [Enter] を押して、 (またはツールバーの「フルスクリーン表示」をクリックして)、 DOS窓をフルスクリーン表示にする。 5: [PrintScreen] または [Alt] + [PrintScreen] を押す。 これで、クリップボードにコピーできます。 ちなみに、範囲指定してコピーしたい場合は、 4: メニューから[編集]−「範囲指定」を選択して (またはツールバーの「範囲指定」をクリックして)、 カーソル と SHIFT+カーソル で範囲を指定する。(マウスでも可。) 5: メニューから[編集]−「コピー」を選択する (またはツールバーの「コピー」をクリックする)。 これで、指定した範囲だけをクリップボードにコピーできます。 |
備考
ちなみに、テキスト抽出と画像抽出に関して
「電脳天使体験版」やその他の
GAMEテクノポリス/アイデス作品についても、
上とまったく同じように変換できます。
お試し下さい。
5インチ……
内容 | 「電脳天使PC」の音声抽出 |
対象ファイル | 拡張子「.snd」ファイル \DENAN\DEN_PCM0\*.SND 〜 \DENAN\DEN_PCM5\*.SND (註:HDインストール時のフォルダ) |
使用ソフト | 「PPLAY for SOUND BLASTER 16」 :
再生 「PCMCONV.EXE」 : WAV変換 「PCMCONV.COM」 : WAV変換 |
方法 | 「PPLAY for SOUND BLASTER 16」 DOS上でSND形式その他のPCMを再生するためのソフトです。 オプション「/t」を指定して、 > pplay A:\DENAN\DEN_PCM1\S001_01.SND /t とすれば、再生できます。 (PC/AT互換機用のソフトなので、私のPC98では動きませんが、 動作確認はいただいております。) 「PCMCONV.EXE」 WAV変換のためのソフトです。 「 PCMCONV.EXE 」を用意し、DOS窓で、 > pcmconv -if11 -of6 -ir12000 -or44100 A:\DENAN\DEN_PCM1\S001_01.SND S001_01.WAV とすれば、WAVファイル(S001_01.WAV)が作成されます。 これを実行して「アンケートにご協力くださーい」と 聞こえれば成功です。感激! 抽出された音声データはカレントフォルダに作成されます。 「PCMCONV.COM」 こちらもWAV変換のためのソフトです。 上と同じような名前ですが、別のソフトです。 「 PCMCONV.COM 」を用意し、DOS窓で、 > PCMCONV /s A:\DENAN\DEN_PCM1\S001_01.SND 12000 /v S001_01.WAV 12000 とすれば、WAVファイル(S001_01.WAV)が作成されます。 これも「アンケートにご協力くださーい」と聞こえれば成功です! 抽出された音声データはカレントフォルダに作成されます。 |
一括変換 | 一括変換用バッチファイルを用意しました。 まず、「 PCMCONV.EXE 」用のバッチファイルは、 「 angetool.lzh 」に梱包してあります。 「 DEN_SND.BAT 」を使ってください。 「 PCMCONV.EXE 」とバッチファイルを同じフォルダにいれ、DOS窓で、 > DEN_SND A: としてください。(A: はゲームをインストールしたHDドライブ) バッチファイルは、カレントフォルダの下にサブフォルダを作成します。 抽出された音声データはそれらのサブフォルダに作成されます。 |
もう一つの、「 PCMCONV.COM 」用のバッチファイルは、 「 angetool2.lzh 」に梱包してあります。 「 DEN_SND2.BAT 」を使ってください。 「 PCMCONV.COM 」とバッチファイルを同じフォルダにいれ、DOS窓で、 > DEN_SND2 A: としてください。(A: はゲームをインストールしたHDドライブ) バッチファイルは、カレントフォルダの下にサブフォルダを作成します。 抽出された音声データはそれらのサブフォルダに作成されます。 |
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備考 | 周波数の指定については、 変換元のSNDファイルは 12000Hz でよいと思います。 変換後のWAVファイルの周波数については、とくに決まりはありませんが 12000Hz、24000Hz、48000Hz、または、11025Hz、22050Hz、44100Hzの どれかにしておくとよいでしょう。 一応、バッチファイル内の周波数変換の指定については、 「 PCMCONV.EXE 」では、12000Hz→44100Hz にしてあります。 一方、「 PCMCONV.COM 」では、12000Hz→12000Hz にしてあります。 変更したい方は、バッチファイルの内容をいじってくださいませ。 シェアウェアでは、「Cool Edit 2000」というソフトで SND形式を再生出来るそうです。 「窓の杜」>「ソフトライブラリ」>「再生・編集・変換」>「Cool Edit 2000」 |
内容 | 「初恋物語PC」と「電脳天使PC」のBGM抽出 |
対象ファイル | 拡張子「uso」ファイル 「初恋物語PC」 \FIRST\HAT_USO\*.USO 「電脳天使PC」 \DENAN\DEN_USO\*.USO |
使用ソフト | 「きゃんきゃんバニー・エクストラ Music Player」 |
方法 | このフリーソフトは、本来「きゃんきゃんバニー・エクストラ」の ためのものですが、 制作会社が同じ「アイデス(現在は F&C)」なので 「初恋物語PC」や「電脳天使PC」にも流用できます。 このフリーソフトは、ゲームプログラムから 音源ドライバを取り込んでプレイヤーを作成し、 そのプレイヤーでUSOファイルを演奏するものです。 単体では動作しません。 ですので、本来なら「きゃんきゃんバニー・エクストラ」の ゲームプログラムが必要なのですが、 実は「電脳天使PC」のゲームプログラムからでも 音源ドライバを取り込むことが出来ますので、 この場合は「きゃんきゃんバニー・エクストラ」のゲーム自体は 必要ありません。 ただし「初恋物語PC」からは音源ドライバを 取り込むことは出来ません(たぶん)。 ですので、「初恋物語PC」のUSOファイルを聞くときは 「きゃんきゃんバニー・エクストラ」や「電脳天使PC」等の ゲームプログラムによって作成したプレイヤーを必要とします。 「プレイヤーを作成する」 |
備考 | プレイヤーを作るときはDOS窓でもかまいませんが、 音を鳴らすためには、DOSモードでなくてはなりません。 DOS窓では音が鳴りません。 なぜだろう…… |
内容 | 「初恋物語PC」のデータ改造 |
対象ファイル | セーブデータ \FIRST\FLAG1〜FLAG9 |
使用ソフト | 「Sadist95」 : ソフト本体 「Sadist95>初恋物語」 : 初恋物語用ファイラー |
方法 | 初恋物語のパラメータ8種類のデータを、 好きな数値に書き換えることができます。 これで攻略が少しは楽になるかも?(……攻略と言えるのか?) 設定が多少面倒なので、念のため説明しますと、 1: 「Sadist95」を解凍し、「 SADIST95.EXE 」と「 SADIST95.CFG 」を 同じ作業フォルダに入れる。 2: 作業フォルダの下に[FILER]フォルダと[DLL]フォルダを作る。 3: 「Sadist95>初恋物語」を解凍し、そのうち、 「 HATU500.SD5 」「 HATU500.STR 」を[FILER]フォルダに、 「 HATU500.DLL 」を[DLL]フォルダに入れる。 [作業フォルダ] | SADIST95.EXE | SADIST95.CFG |--[FILER] | HATU500.SD5 | HATU500.STR |--[DLL] HATU500.DLL これで準備完了。 4: 「 SADIST95.EXE 」を起動する。 5: [CFG]をクリックし、「 FILER\HATU500.STR 」を選択。 6: [メニューの起動]をクリックし、「初恋物語」を選択。 7: [RenDir1]をクリックし、初恋物語のセーブデータ たとえば「 \FIRST\FLAG1 」を選択。 8: 変更したいセーブデータを選択すれば、 パラメータ書き換え画面になるので、 好きに書き換えて「保存」してください。 |
内容 | 「初恋物語PC」と「電脳天使PC」をエミュレータでプレイする |
対象ファイル | 「初恋物語PC」「電脳天使PC」ゲームディスク |
使用ソフト | 「PC98E」 「Anex86」 「T98」 「T98-Next」 「Virtual98」など。 |
方法 | かなり面倒なので、説明は省きます。 各エミュレータの説明を参考にしてください。 また、ディスクイメージの作成ツールなど、 各種ツールが必要になる場合もありますので、 エミュレータ関連サイトの説明もあわせてご覧ください。 (「使用ソフト情報」のページに関連サイトへのリンクがあります。) |
備考 | 私は「T98-Next」で試しました。 「T98-Next」は、PC98実機からROMを抜かなくても動きます。 また、付属の「NFDMAKE.EXE」をつかえば、 プロテクトのかかったゲームもイメージ化できますので、 「初恋物語PC」「電脳天使PC」と、「テセラPC」も動きます。 「ドラゴンアイズPC98」も動きますが、ディスクをイメージ化するときに 「-r1d」オプションをつける必要があります。 |
動作確認 | 「Anex86」については「リガルード」「ドラゴンアイズPC98」の動作確認を いただいております。 |