英荘・共同リビング
共同リビングにはベル、リア、ミリ、セフィ、ジゼル、リリアナがいる。
ベル「誰だったの？フォル姉様」
フォル「新聞屋さんでしたよ。新聞の契約の継続の件でいらしたそうです」
リア「ねぇフォル姉さん、その手に持っているものは何？」
フォル「あっ、これは新聞屋さんにいただいたものです。遊園地のチケットだそうですよ」
ジゼル「えっ、見せて、見せて」
チケットを受け取るジゼル。
それを横から覗きこむミリとセフィ。
セフィ「わっ、ほんとですねぇ」
ミリ「あれっ、でもこれ期限が明日まで」
ジゼル「あっ、ほんとだー」
ミリ「その新聞屋、知っててわざと渡したのよ。きっとベスティアよ」
フォル「ミリ、そんなふうに言ってはいけません。新聞屋さんも気づいてなかったのかもしれないでしょう」
ミリ「はーい」
リア「でも、それじゃあ使えないね」
ベル「そんなことないわよ。明日までなんだから明日使えばいいじゃない」
リア「だってアタシ明日は用事があっていけないんだもの・・・」
フォル「そうですね・・・わたしも明日は貴也さんと一緒に大学へ行かなくてはなりませんし・・・」
リリアナ『それではしかたがありませんね』
ミリ「えー、アタシ遊園地行きたい」
ジゼル「あたしもー」
セフィ「アタシも行きたいですー」
ジゼル「じゃあお兄ちゃんに連れってもらえるよう頼んでみましょうか」
ＳＥ：ガラガラッ
玄関の開く音がする。
貴也「ただいま」
ラム『ただいまぁ』
ラオール「あー疲れたぜ」
３人の声が聞こえる。
ジゼル「あっ、ちょうどお兄ちゃん達帰ってきたみたい」
英荘・玄関
バイトから帰ってきた３人を迎えに出るフォルとジゼル。
ジゼル「おかえりなさーい」
フォル「おかえりなさい。ラムも一緒だったんですか」
貴也「ただいまフォル。ラムとは帰りに偶然一緒になったんだ」
ジゼル「お兄ちゃん明日遊園地連れてって！」
ラオール「なんだよいきなり」
ジゼル「あのね実は今日フォルさんが新聞屋さんから遊園地のチケット貰ったんだけどその期限が明日までなのだからお願い連れてって」
ラオール「ジゼル、ちょっと落ち着け」
ラム『ねぇ、とりあえず立ち話もなんだから中で話しない・・・』
英荘・共同リビング
３人に事情を説明するジゼル。
ジゼル「ねっ、だからお願い連れてって」
ラオール「なんで俺なんだ。貴也に連れてってもらえばいいじゃないか」
貴也「ラオール、俺明日は大学に出なくっちゃならないから行けないんだよ」
ラオール「それじゃあクレアかメルにでも・・・」
フォル「クレア姉様とメルさんは昨日から’観光’に出たきり帰っていらしてませんよ。もし帰っていらしたとしてもきっとお疲れでお休みになると思いますけど」
ラオール「じゃあラムが・・・」
ラム『ごめん。ボク明日はバイトで行けないよ』
ラオール「ならセフィに・・・」
ミリ「あんたねぇ、セフィに引率がつとまると思ってんの？」
セフィ「ミリちゃん・・・それってどういう・・・」
ジゼル「だからね、お兄ちゃんしかいないの。お願い連れてって・・・」
胸の前で手を合わせ顔を近づけて頼むジゼル。
ため息をつくラオール。
ラオール「わかったよ。連れってやるよ・・・」
ジゼル「ありがとうお兄ちゃん」
ラオール「で、他に誰が行くんだ？」
ジゼル「えーと、あたしとセフィさんとミリちゃんと・・・」
リリアナ『わたしは遠慮させてもらいますね』
ジゼル「えー、どうして？リリアナも行こうよ」
リリアナ『すみません。わたしもどうしてもはずせない用事があるんです』
ジゼル「もう、しょうがないなぁ。じゃあベルさんはどうします？」
ベル「えっ、あたし。あたしは・・・どうしようかな・・・」
ちらっとラオールのほうを見るベル。
ラオールと目が合う。
ラオール「俺はどっちでもかまわないぞ」
ジゼル「行きましょうよ。大勢のほうが楽しいし・・・」
ベル「わかったわ。あたしも行くわ」
セフィ「じゃあ、アタシとベルちゃんとジゼルちゃんとミリちゃんとラオールさんの５人ですね」
フォル「それではお弁当はわたしがお作りしますから持っていってくださいね」
ミリ「ありがとうフォル姉ちゃん」
リリアナ（すみませんジゼル。でもこのメンバーなら一緒について行くよりも端から覗いていたほうがおもしろそうですからね）
ベル「じゃあ明日は９時に英荘を出発ぐらいで大丈夫かな？」
ラオール「ああ、そんなもんじゃないか」
セフィ「じゃあ８時過ぎには起きてなくてはだめですね。起きられるかなぁ・・・」
ミリ「大丈夫よ、もし起きなくても置いて行くだけだから」
セフィ「ええぇーそんなぁー・・・」
ジゼル「ベルさん、おやつ何持って行きましょうか？」
ベル「そうねぇ・・・」
ラオール「本当に大丈夫だろうか・・・」
またため息をつくラオール。
ベルとラオールの初デート？（前編）
翌日・英荘・玄関（朝）
準備万端な５人とそれを見送る貴也、フォル、リア、ラム、リリアナ。
フォル「はいっ、お弁当です」
ベル「ありがとうフォル姉様」
貴也「頼んだよ、ラオール」
ラオール「ああ、無事を祈っててくれ・・・」
リア「ねぇクレア姉さん達は？」
ラム『あの２人なら昨日の夜帰ってきたところだから夕方まで寝てるんじゃない』
貴也「そうだね」
リリアナ『ラオールさん、がんばってきてくださいね（ちゃんと見てますから）』
ラオール「あ？、ああ（何をがんばるんだ？）」
ベル・ミリ・セフィ・ジゼル「行ってきまーす」
貴也・フォル・リア・ラム、リリアナ「行ってらっしゃーい」
ラオール「不安だ・・・」
５人が下山していく。
リリアナ『さて、わたしも準備しないと・・・』
遊園地（昼前）
セフィ「やっと着きましたねぇ・・・」
ラオール「けっこう遠かったな」
ベル「わりとすいてるのね・・・」
ジゼル「わーい遊園地だ！あたし遊園地って初めてなの、ミリちゃんは？」
ミリ「アタシも初めてだよ」
ジゼル「そっか、じゃあベルさんは？」
ベル「あたしも初めてよ」
セフィ「アタシもですぅ」
ラオール「俺もだ・・・」
ジゼル「えっ・・・」
誰も遊園地には来たことがなかった。
ジゼル「誰も来たことないの？」
ベル「そ、そうみたいね」
ミリ「誰も案内できないじゃない」
セフィ「どうしましょう・・・」
一同「・・・・・・」
しばし沈黙する一同。
ベル「えーと・・・じゃあ、とりあえずジェトコースターに乗ってみましょうか・・・」
ラオール「そうだな・・・」
数十分後
ラオール「ジェ・・・ジェトコースターがあんなに過激な乗り物だとは・・・あ・・・甘くみていた・・・」
ベンチにへたりこむラオール。
セフィ「すごかったですねぇ・・・」
ジゼル「ほんと、怖かった・・・」
少し興奮ぎみのセフィとジゼル。
ミリ「そうかな・・・アタシはものたりなかったけど・・・」
少し不満げなミリ。
ベル「ねぇ、次はどうしようか・・・」
普段と変わらないベル。
ジゼル「そうですねー・・・」
パンフレットを出すジゼル。
ミリ「パンフに載っているものを適当にまわってみるしかないんじゃない」
ベル「そうね、じゃあ目の前のこれから行ってみましょうか」
2時間後
ラオール「ゆ・・・遊園地ってのは拷問器具を集めた施設なのか・・・」
地面にへたりこむラオール。
セフィ「どれもおもしろかったですねぇ・・・」
ジゼル「怖かったけどね」
楽しそうなセフィとジゼル。
ミリ「アタシはもう少し刺激が強いほうがいいな・・・」
少しものたりなそうなミリ。
ベル「そろそろお昼にしましょうか」
皆をしきっているベル。
セフィ「そうですねぇ、そろそろお腹もすきましたし」
ミリ「あっ、もう１時まわってる」
ジゼル「あたし叫びすぎてのどカラカラ」
昼食
バスケットを開けるミリ。
ミリ「あっ、サンドイッチだ」
セフィ「いただきまーす」
ラオール「俺・・・食欲ない・・・」
ベル「大丈夫、ラオールくん・・・はい、お茶」
ラオール「おっ、サンキュウ・・・」
ジゼル「あっ、あたしもお茶欲しい」
ベル「はい、ジゼル」
ワイワイと皆おもいおもいにサンドイッチをほおばる。
数十分後
皆食べ終わりお茶を飲みおやつを食べながらくつろいでいる。
ベル「午後からはどうしようか・・・」
セフィ「そうですねぇ・・・お昼を食べた後ですから激しい乗り物はひかえたほうがよろしいでしょうし・・・」
ラオール「そ、そうだな、午後からはおとなしい乗り物にしよう」
ほっとした表情のラオール。
ミリ「えー、そんなのつまんない・・・」
ジゼル「じゃあ、お化け屋敷なんてどうかな」
ラオール「お、お化け屋敷！！」
お化け屋敷前
ジゼル「じゃあさっそく入ろう」
ラオール「そ、そうだな・・・」
顔色の悪いラオール。
ベル「ラオールくん、顔色悪いよ、大丈夫？」
ラオール「だ、大丈夫だベル・・・さ、行くぞ･･･」
数分後
ラオールをひきずって出てくる４人。
セフィ「まさか気絶するとは思いませんでしたねぇ・・・」
ミリ「情けない奴ねぇ・・・」
ジゼル「お兄ちゃんってお化けが苦手だったんだ・・・知らなかった」
ラオールをベンチに寝かせる４人。
ミリ「で、どうするのこいつ・・・」
ベル「あたしが見てるからみんなは楽しんできて」
セフィ「えっ、いいんですか？」
ベル「ええ、かまわないわよ」
ジゼル「じゃあ、お兄ちゃんのことお願いします」
ベルとラオールを残して行く３人。
ベル、ラオールの横に座る。
ラオール「ううっ、うーん・・・」
ベル「うなされてる・・・」
ベル、ラオールに膝枕をする。
ラオールの表情が幾分やわらいだ。
ラオール「ううっ・・・うー・・・」
しかし、まだうなされているラオール。
ベル（どんな夢見てるんだろう・・・少しのぞいてみようかな・・・でもいけないことだし・・・）
だんだんベルの顔がラオールに近づいてくる。
ベル（うーん、でもやっぱり気になるなー・・・ちょっとだけのぞいてみようか・・・）
ベル、目を閉じて集中する。
ラオール「うっ、うーん・・・」
ラオール、目を覚ます。
目をつむったベルの顔が目に飛び込んでくる。
ラオール「うわぁ！」
ラオール跳ね起きる。
ＳＥ：ごんっ
ベル・ラオール「あ、いたっ！」
頭をぶつける二人。
ラオール、ベルの膝に頭が戻る。
ベル「あ、いたたたっ・・・もう、急に起きあがらないでよ・・・いたたっ・・・」
額を手で押さえながらラオールを睨むベル。
ラオール「ご、ごめん・・・」
ラオール、ベルに膝枕をされていることに気づく。
ラオール「うわぁ！！」
また跳ね起きるラオール。
ラオール「ご、ごめん・・・」
ベルの横で赤くなるラオール。
ベル「いいよもう、あたしも悪かったし・・・」
ラオール「えっ・・・」
ベル「ううん、なんでもないの・・・」
ラオール「えっ・・・と、俺どうしたんだっけ・・・」
ベル「覚えてないの、お化け屋敷で気絶したのよ」
ラオール「あっ・・・そうか・・・」
ますます赤くなるラオール。
ラオール「ほ、他のみんなはどうした・・・」
ベル「３人でどこか回ってると思うけど・・・」
ラオール「そうか・・・」
しばらく２人とも黙ったまま時間が過ぎる。
ベル「ねぇ、体はもう大丈夫」
ラオール「えっ、ああ、もう平気だけど・・・」
ベル「じゃあ観覧車に乗らない」
ラオール「えっ」
ベル「ここでこうしてるのもなんだし、上からなら３人も捜しやすいだろうし」
ラオール「あっ、ああ、そうだな」
ベル「じゃあ行こうか、あっ、高所恐怖症ってことはないよね？」
ラオール「俺をなんだと思ってるんだ、高いところは大丈夫だ」
ベル「ははっ、ごめんごめん。じゃ行こう」
観覧車前
観覧車に乗りこむベルとラオール。
偶然それを見かけるジゼル。
ジゼル「あれっ、お兄ちゃんとベルさん」
セフィ「えっ、どこですか？」
ジゼル「あそこ、観覧車に乗ろうとしてる」
ミリ「あっほんとうだ」
ジゼル「なーんだ、お兄ちゃんベルさんとうまいことやってるんじゃない」
セフィ「えっ、それってどういうことですか？」
ジゼル「お兄ちゃんってベルさんに気があるみたいなんだよね」
ミリ「へー、そうだったんだ・・・」
セフィ「全然気がつきませんでした」
観覧車内
ベル「ははっ、昇ってる昇ってる。あっ、けっこう眺めもいいんだね。英荘も見えるかな？」
ラオール「さあ、どうかな・・・」
少し緊張した面持ちでベルの横顔を眺めているラオール。
ベル「ん・・・」
ラオールの方に目を向けるベル。
目をそらすラオール。
ベル「ふふっ・・・」
しばらく２人で景色を眺めている。
ラオール「なぁ、ベル・・・」
ベル「んっ、なあに」
ラオールの方を向くベル。
ラオール「今日はありがとうな・・・」
ベル「えっ、なんのこと？」
ラオール「ジゼルをここに連れてきてくれたことだよ」
ベル「えっ？なに言ってるの、連れてきたのはラオールくんでしょ？」
ラオール「俺は本当に連れてきただけだ。でも楽しませてやってくれたのはおまえ達だからな」
ベル「そんなこと・・・」
ラオール「ジゼルはいままで目があんなだったから、こういうところへは連れてきてやったことなんてなかったんだ・・・」
ベル「ラオールくん・・・」
ラオール「あいつ今日のこと本当に楽しみにしてて、昨日もあまり寝てないんだ・・・。おまえ達がジゼルの目を治してくれなかったら連れてきてやることさえできなかった・・・。そのことも含めておまえ達には本当に感謝してるんだ・・・だから、ありがとう・・・」
ベル「いいのよそんなこと。今じゃジゼルもラオールくんも英荘の家族なんだから」
ラオール「家族・・・か」
ベル「そ、家族」
観覧車前
観覧車から降りてくるベルとラオール。
ベル「あの３人結局みつからなかったね。これからどうしようか・・・」
ラオール「な、なぁベル、お前さえ良ければ俺と２人で・・」
ジゼル「お兄ちゃん！」
ラオールに後ろから呼びかけるジゼル。
ラオール「おわぁ！！」
ベル「あっ、ジゼル。あなた達どこにいたの？」
ジゼル「お兄ちゃんとベルさんが観覧車に乗るのを見かけてたから下で待ってたんだよ」
ベル「あっ、そうなんだ。ごめんね待たせちゃって」
セフィ「すみません２人っきりのところをお邪魔しちゃって・・・」
ラオール「そ、そんなことないぞ・・・いやぁみんなが見つかって良かったよ・・・」
ミリ「ねぇ、そろそろ帰らないと晩御飯に間に合わなくなるんじゃない？」
ベル「そうね、それじゃあそろそろ帰りましょうか」
ジゼル・セフィ・ミリ「はーい」
遊園地外
駅に向かって歩く５人。
ラオール「ジゼル、楽しかったか？」
ジゼル「うん、とっても楽しかった。今日はありがとうねお兄ちゃん」
ラオール「ああ、良かったな」
ジゼル「それとねお兄ちゃん。ちょっと耳かして」
ラオール「ん？なんだ」
ジゼルに耳を近づけるラオール。
ジゼル「観覧車でベルさんには告白したの？」
ラオール「な！バカっ、そ、そんなことするわけないだろう！」
顔を真っ赤にするラオール。
ジゼル「お兄ちゃん顔が真っ赤だよ」
ラオール「こら！ジゼル」
声を荒げるラオール。
ジゼル「ははっ、ごめんなさーい」
逃げるジゼル。
ラオール「待て！ジゼル」
追いかけるラオール。
セフィ「本当に仲のいい兄妹ですねぇ」
ミリ「兄貴はちょっと頼りないような気もするけど・・・」
ベル「そんなことないわよ、とってもいいお兄ちゃんよ」
英荘・玄関（夕暮れ）
ベル・ミリ・セフィ・ジゼル「ただいまー」
ラオール「つ、疲れたー」
出迎えに出るフォルと貴也。
フォル「おかえりなさい。みなさんお疲れでしょうからお風呂を沸かしておきましたよ」
ミリ「ありがとうフォル姉ちゃん。じゃあさっそくはいろっと」
ジゼル「待ってミリちゃん。一緒に入りましょ」
風呂場へ向かうミリとジゼル。
貴也「お疲れさまラオール」
ラオール「ほんとに疲れたぜ・・・。もう遊園地なんてこりごりだ・・・」
セフィ「アタシも疲れましたんで部屋で休ませてもらいます・・・」
ベル「あたしもお風呂が空くまで部屋で休んでようかな」
それぞれの部屋に向かうベルとセフィ。
ベルの部屋の前
リリアナが部屋の前に立っている。
ベル「どうしたのリリアナ？」
リリアナ『遊園地は楽しかったですかエインデベル？』
ベル「ええ、楽しかったわよ。リリアナも来れば良かったのに」
リリアナ『いえ、わたしも十分楽しませてもらいましたから』
ベル「？」
リリアナ『ラオールさんのこと膝枕して介抱してあげたり、観覧車の中でいい雰囲気なったりと見てて微笑ましかったですよ』
ベル「なっ！の、覗いてたわねリリアナ！」
真っ赤になるベル。
リリアナ『他人の夢を覗き見しようとするのは良いのですか？』
ベル「うっ・・・」
リリアナ『ふふっ、あなたはそれでいいのですよ。別に聖母となって子を生めるのはなにもマリアだけの専売特許ではないのですから。でないとラムリュアがかわいそうですし』
ベル「どういうことよ？」
リリアナ『’今’はなんでもありませんよ』
ベル「？」
リリアナ、ベルの横を通り階段へと向かう。
リリアナ『そうそう、観覧車から降りた後、もし３人と出会わなかったらあなた達２人はどうしていたのかしらね？』
階段を降りていくリリアナ。
ベル「なんなのよいったい？」
ベルの部屋
布団に倒れこむベル。
ベル（結局リリアナはなにが言いたかったのかしら・・・。もし３人と出会わなかったらか･･･・。ほんとにどうなってたのかな・・・）
ベル「って、なんであたしがこんなこと考えなきゃならないのよ！」