「ドラゴンアイズ ノベル」 解説&あとがき


 長らくお付き合いありがとうございます。
これにてドラゴンアイズノベルは完結であります。

 このドラゴンアイズという作品は、古雅先生の作品の中では最も電脳天使と繋がりが深い作品であると思うのですが、
現在では入手する事は非常に困難であり、プレイするための環境を持っている人も少ないというのが現状であります。
ですから、せめて内容だけでも伝えることは出来ないかと思って考えたのが、このノベライズという企画でした。

 内容としましては、ほぼ原作どおり仕上がってはいると思うのですが、
話の展開上、どうしてもカットした部分やアドリブを入れた所も結構あります。

 まず18禁部分はすべてカットしました。
(ちなみにアイネスのそういうシーンは、フリッカに初めて会った後、ジランドルでの歓迎会の時に彼女に迫られる
 というモノだけですのでご安心を。ほとんど未遂のような形で済んでいましたし)

 次は先見師のエテルナから教わる呪文です。
本当はあの時‘Επιβραδυνω’の呪文だけではなく
‘Παρακαλω’という呪文も教わるはずでした。
これは唱えると、次に行くべき場所が分かるという、ゲームをプレイする上では非常に便利な呪文だったのですが、
ノベライズで使うには非常に使い勝手の悪いものだったのでカットさせてもらいました。
 それに教えてもらうのも本当はエテルナ本人からではなく、
アイネスが再び先見の部屋を訪れた時、エテルナは物忌みで眠っており、
呪文を言付かっていたイエムから教わるというモノだったのですが、
アイネスに再び先見の部屋を訪れさせる理由を思いつけなかったため、エテルナより直接授けました。

 後は、
メーディの母親がクリンドの乳母で、2人は乳兄妹であるとか。
ソールとセリナさんはあの後ちゃんと結ばれたとか。
ピアンには彼氏がいるとか。
色々あったとは思うのですが、キチンと覚えてはいませんので、とりあえずこのあたりで。

 最後の = To be continued!? = は原作どおりです。
どうやらこの頃の古雅先生には続編の構想もあったらしいです。
それがお目見えすることは、今ではおそらくないでしょうけど。

 最後に
私の描写力で本当にドラゴンアイズという作品を分かってもらえる出来になっているかは非常に不安ではありますが、
少しでも皆さんのお役に立てるようなモノになっていれば幸いです。

それでは、およそ9ヶ月という長い期間付き合ってくださいまして本当にありがとうございました。
 

 

 

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