第1話「獅子の後継」

 

人類の管理者の手の中で、紅の守護天使は生き終わる。

半身たる獅子を受け継いだ少女は、その悪夢を覆す為

全ての始まりへ旅立つ。

 

ラム  『―――――それじゃあ、行って来ます!』

 

 


 

 

第2話「絶望を超える意思」

 

人の業刻まれし聖地に邂逅する、無限螺旋の要と紡ぎ手。

先見された未来、そしてリガルード創生計画。

果たしてそれは、誰が為の救済か。

 

スヴェティ 「道が無いのであれば創ってみせる。

そのために、わたしの(ちから)は、わたしの(わざ)はあるのだから」

 

 


 

 

第3話「光の子」

 

獅子の後継と光の子。天使の末裔(すえ)たちは静かに向かい合う。

創世記の真実は、天使もまた傀儡(くぐつ)だと語る。

閉じた円環の繋ぎ目は、解かれる事無く眠り続ける。

 

ネオミック 「私の終わりを決められる人は、この世に一人しか居ないんだ。

私が‘光の子’という‘お役目’を終えるまでは、ね。

それが何時になるのか、未だに教えてはもらえないが」

 

 


 

 

4話「天使」

 

全てを知る天使と堕天使は、人類(ひと)を信じ、人類(ひと)を愛した妹達を信じた。

人の歴史を繰るものは、人以外には在り得ない。

故に彼女等は、全ての愛する者達のために、ただ祈り続ける。

 

クレア  「‘光の子’としてではなく、ネオミック・クレイドールとして成すべき事を、

貴方自身の‘お役目’を見つけなさい。

貴方なら大丈夫よ。あの()の自慢の息子なのだから」

 

 


 

 

5話「誓い」

 

運命(さだめ)から解き放たれた堕天使は、自らの意思で道を選んだ。

護りたい男性(ひと)、護りたい未来(ねがい)

想いを込めた誓いのもとで、少女は一人の女性(せんし)となる。

 

ユラナス 「ネオミックを護る事がアタシのお役目。他の誰でもない、アタシ

       自身が決めた誓い。だから、貴女が何者でも、アタシは負けない!」

 

 


 

 

6話「そして、始まりの地」

 

全ての始まりの人素因……

‘始まり’の意味を知らぬまま、復讐者は彼の地に跳ぶ。

人形(ひとがた)天使となった時代(とき)に。

 

??  『往きなさい、あたしの愛しい()

あの場所で復讐でない何か、貴方が貴女で在る理由を見つけなさい』

 

 


 

 

 戻る