「電脳天使通論」

電脳天使の世界を
完全解説します／する予定です／できたらいいな……

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序文

1. 「電脳天使」とは
   　
   1. 「電脳天使」は、元々は１９９３年発売の「初恋物語ＰＣ」のミニゲームとして作られました。
      それが雑誌「テクノポリス」でコミック連載となり、人気を集めたことから、
      １９９３年１２月にパソコンゲーム　「電脳天使〜デジタルアンジュ〜」　として発売されました。
      翌年にはＰＣエンジンへと移植され、ここに「電脳天使」の物語が完成しました。
   2. このゲームでは、「最後の審判」におけるフォルシーニアの想いが
      プレイヤーの胸を打ちました。
      プレイヤーは、『人類が「最後の審判」により滅んでしまわないように』、
      と祈らずにはいられませんでした。
      また、天使四姉妹のキャラクターの魅力も作品の人気の一つでした。
      　
   3. その人気を受けて、１９９７年にＳＳ版　「デジタルアンジュ−電脳天使ＳＳ−」　が発売されました。
   4. ＳＳ版では、プレイヤー自身が‘素因’となり、「最後の審判を防ぐ鍵」として行動することで、
      自らの手で「最後の審判」を防ぐことができるようになりました。
   5. 新しいキャラクターも登場し、また、それぞれのキャラクターの魅力もさらに引き立てられました。
   6. そして、「最後の審判」の本当の意味が、そのストーリーの中で語られたのです。
      　
2. 「電脳天使通論」の目的
   　
   1. ただ、ＳＳ版はストーリーに関して、かなり理解されにくい内容だったようです。
   2. 大変入り組んだ内容であり、しかもＳＳ版単独でそれらを正しく理解することは難しく、
      ＰＣＥ版をプレイすることはもちろん、文化放送で放送されたラジオドラマや、
      その後発売されたＣＤドラマなど、すべてを知らないと、
      その意図するところを把握できないような内容となっていました。
   3. ＳＳ版で初めて電脳天使を体験したプレイヤーには、非常に分かりづらいものとなっていたようです。
   4. そのため、きちんとした内容の理解を得られず、
      一般のゲームレビューなどでも、難解なゲームとして評価されていることが多いようです。
      　
   5. ですが、その内容を一つ一つ確認し、正しく理解してゆけば、
      「電脳天使」の物語の意図するところをお分かりいただけるかと思います。
   6. そこで、電脳天使をプレイされた皆さんに、電脳天使の世界を正しく知っていただくために、
      この通論を書くことにいたしました。
      ＰＣ版ＰＣＥ版ＳＳ版共に、出来るだけ分かりやすく、出来るだけ詳しく解説いたしますので、
      どうぞ最後までお付き合い下さいませ。
   7. ただ、すべての解説を終えるまでには、かなりの月日が必要になるかと思います。
      何とぞご容赦ください。
      　
   8. また、私としても完全に理解していない部分も、少なからずあります。
      独断や推論も多く入っておりますので、間違いもあるかと思います。
      内容に誤りがありましたら、よろしくご指摘くださいませ。
      また、疑問や質問などありましたら、メールにてご連絡をいただけたら幸いです。
      　
   9. ちなみに、リスト構造を使っているのは、私の個人的な趣味です。
      見づらいと思われる方は、ブラウザの機能で「テキスト形式で保存」をしてください。
      リストが消え、ただのテキスト文書になります。
      　
3. お礼
   　
   1. ＫＧＦ特設掲示板は、大変参考になりました。
      古雅ちはや様、浅沼一美様、スタッフの皆様、ありがとうございます。
      　
   2. そして、参加された皆様にも感謝申し上げます。
      実は、私の中では、ゲームレビューで酷評が多かったので、
      「電脳天使はあんまり人気が無いのかな」とちょっと心配でしたが、
      ＫＧＦ特設掲示板に寄せられた皆さんの声のおかげで、大変勇気が湧いてきました。
      本当に感謝しております。
      　
4. おことわり
   　
   1. ネタバレします
      ご注意ください。
      ネタの裏を解説するというのが目的ですので……
      なので、１００％ネタバレします。真のエンディングも解説してしまいます。
      ばらさないと、「人魚姫」との関連を解説する事が出来ないんですよね……
      「人魚姫」との関連を解説する事が、この通論の目的だといってもよいくらいなのですから。
      　
   2. なるべくなら、ゲームを一度プレイされてから、ご覧になることをお勧めします。
      　

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